健康だより 「血液検査・尿検査項目の意味」

健康に関する知識情報をご提供するコーナーです。

皆様も健康診断などで一度は血液検査や尿検査を受けたことがあると思います。血液も尿(便)も生きている私たちの身体の様々な情報をリアルタイムに教えてくれる貴重な情報源です。血液検査や尿検査によって生活習慣病など、多くの病気の早期発見と早期治療が可能となり、近年では病気予防と健康チェックのために検査を受けることも多くなっています。

このコーナーでは、血液検査や尿検査(検便を含む)の代表的な項目についてその意味や病気との関係を分かりやすく説明していますので、ぜひ皆様の健康管理のお役に立ててください。

ここに挙げた検査項目が全てではありません。また、測定方法によって基準値が変わる場合があること、関連する病名はここで挙げるものが全てではないこと、病名との関連性はあくまでも「疑われること」を示すものであるため専門的な判断は医師などの専門家による必要があること、などに注意が必要です。

1.肝機能 (主に肝臓、胆のう、胆道に関連)

肝臓は、代謝、排出、解毒、体液の恒常性の維持などにおいて重要な役割を果たしています。胆のうは、肝臓で作られた胆汁を消化に必要になるまで蓄積する器官です。


2.腎機能・尿一般 (主に腎臓に関連)

腎臓は、血液から老廃物や余分な水分を濾過し、尿として排出、体液の恒常性の維持を主な役割としている重要な器官です。




3.膵臓・脂質・炎症反応 (主に膵臓、脂肪等に関連)

膵臓は、膵液と呼ばれる消化液を分泌するとともに、血糖を低下させる唯一のホルモンであるインスリンも分泌します。コレステロールの重要性や問題点については、「健康だより」の「コレステロールとデトックス」をご参照ください。




4.ミネラル・甲状腺 (循環器系、腎臓、甲状腺に関連)

血液を体内で循環させるのに働く器官と、血液の成分である血球を産生、成熟、分解する器官をまとめて循環器といいます。甲状腺は、細胞の代謝率を上昇させる働きをもつ甲状腺ホルモンを分泌しています。


5.造血器・血液一般 (主に造血器・血液全般に関連)

造血器とは血球をつくる器官で、胎児期の肝臓・脾臓(ひぞう)・骨髄、成人の骨髄などがこれにあたります。




6.腫瘍マーカー・大腸

腫瘍マーカーとは、癌の進行とともに増加する生体因子のことです。多くの腫瘍マーカーは健康人であっても血液中に存在するので、腫瘍マーカー単独で癌の存在を診断できるものはPSAなど少数であるといわれています。